3月16日(水)に、平成27年度いわて鋳造研究会成果発表会を開催いたしました。
発表内容 | 企業 | |
1. | 片状黒鉛鋳鉄における接種剤の影響 | ㈱水沢鋳工所 |
2. | 球状黒鉛鋳鉄の配合変更による切削性の問題と改善 | 岩手鋳機工業㈱ |
3. | FC250相当の元湯を用いたFC300製造実験 | ㈱及精鋳造所 |
4. | 超音波探傷機の応用 | ㈲前田鋳工所 |
5. | 接種剤と材料強度の関係について | ㈱シグマ製作所 |
6. | 不良大製品の合格率向上 | 東北三和金属㈱ |
7. | フラン鋳型での差し込み(焼き付き)対策 | 岩手製鉄㈱ |
8. | 鋳鉄鋳物の中子砂崩壊性改善 | ㈱根岸工業所、㈲佐酉 |
9. | 次世代硫黄フリー“バイオコークス”キュポラ溶解による実用化試験 | ㈲及春鋳造所 |
特別講演会 | |
演題「人と人とのつながりが大きな力を生み出していく」 | 講師:栗原良一氏(堤工業株式会社 代表取締役社長) |
成果発表会では、この一年間の研究のまとめを発表しました。発表後には、岩手大学の堀江皓客員教授に総評をしていただきました。
今年度は、「現場技術・工程改善」に関する研究が7社、「不良対策」に関する研究が3社、「新技術・新製品開発」に関する研究が1社と、幅広い鋳造分野にまたがり、研究テーマも細分化され、バランスの取れたものになったと評価していただきました。
成果発表会の後は、講師として堤工業株式会社代表取締役社長の栗原良一氏をお招きし、全国的に有名な「下町ボブスレー」について講演していただきました。
「下町ボブスレー ネットワークプロジェクト」の歩みと、この活動を通して地域の異業種同士の交流も盛んになったり、参加企業各社のモチベーションアップにもつながり、それが大田区の地域活性化にもつながったこと、最近参加された「RED BULL FLUGTAG」というイベントのことなど、様々な貴重なお話をお聞きすることができました。
また、終了後には情報交流会を行い、成果発表や講演で聞けなかった話や意見を交換しながら、親睦を深めました。
来年度も、いわて鋳造研究会をよろしくお願い致します。