いわて鋳造研究会

いわて鋳造研究会は、南部鉄器の産地として有名な岩手県奥州市を中心に、産学官連携で活動している鋳物企業の研究グループです。

TEL.0197-51-8666

〒023-0132 岩手県奥州市水沢羽田町字明正131

研究会情報
グループ名
いわて鋳造研究会
会長
佐藤 輝貴 ㈱根岸工業所
事務局所在地
奥州市鋳物技術交流センター
〒023-0132
岩手県奥州市水沢羽田町字明正131
TEL. 0197-51-8666
FAX. 0197-22-2199
E-mail. imono@city.oshu.iwate.jp
設立
平成15年
会員企業数
15企業(令和5年4月現在)
役員
会 長  佐藤 輝貴  ㈱根岸工業所
副会長  及川 春樹  ㈲及春鋳造所
副会長  田村 直人  ㈱水沢鋳工所
幹 事  高橋 一将  岩手鋳機工業㈱
幹 事  前田 亮一  ㈲前田合金鋳造所
幹 事  及川 篤   ㈱及泰  
幹 事  姿 拓哉   ㈱岩手製鉄
会計監事 前田 俊一  ㈲前田鋳工所

沿 革

平成13年
水沢市鋳物技術交流センター落成
平成15年
「いわて鋳造研究会」を発足。初代会長に及川寿明が就任。11社が加入し、事務局を水沢市鋳物技術交流センター内に置く。
平成18年
・水沢市、江刺市、前沢町、胆沢町、衣川村が合併し、奥州市となる。
・奥州市鋳物技術交流センター内に岩手大学工学部附属鋳造技術研究センター水沢サテライトを開設。多田尚氏が特任教授に就任。
・奥州市鋳物技術交流センター内に岩手大学大学院工学研究科金型・鋳造工学専攻水沢サテライトを開設。多田尚氏が特任教授に就任。
経済産業省戦略的基盤技術高度化支援事業で「環境調和型高機能・高性能鋳造品の製造技術開発」が採択される。この研究開発に㈱及精鋳造所、㈱水沢鋳工所、及源鋳造㈱、㈱及泰が参加。
平成20年
・リーマンショックの影響により、産業機械鋳物等の受注が急激に減少する。
・堀江皓氏、竹本義明氏が岩手大学工学部附属鋳造技術研究センター特任教授に就任。
・経済産業省地域イノベーション創出研究開発事業に「高Mn鋼板屑リサイクル技術を用いた自動車用高機能ライナの開発」が採択される。この研究に㈱水沢鋳工所が参加。
平成21年
・奥州市鋳物技術交流センター主催で、鋳造技術研修講座を開始。
・経済産業省戦略的基盤技術高度化支援事業に「組織制御型高強度・高機能鋳鉄製自動車用部材の製造技術開発」が採択される。この研究開発に㈱及精鋳造所、㈲前田鋳工所が参加。
平成22年
・岩手大学工学部附属鋳造技術研究センター水沢サテライト継続要請書を提出。
・経済産業省戦略的基盤技術高度化支援事業に「機械加工屑のリサイクル活用による省資源型高強度薄肉鋳物の製造技術の開発」が採択され、㈱根岸工業所が研究開発を実施。
平成23年
・第二代会長に佐藤庄一が就任。
・3月11日に発生した東日本大震災により各鋳物工場に甚大な被害が発生。
・経済産業省戦略的基盤技術高度化支援事業に「次世代硫黄フリー❝バイオコークス❞キュポラ溶解による低コスト鋳造法確立と高機能鋳造部材製造技術の開発」が採択される。この研究開発に㈱根岸工業所、㈲及春鋳造所が参加。
・岩手大学工学部附属鋳造技術研究センター外部評価実施。
平成24年
・いわて鋳造研究会10周年記念式典及び記念講演会開催。
・第161回全国講演大会が盛岡で開催され、いわて鋳造研究会から㈱及精鋳造所、㈱水沢鋳工所、㈲前田鋳工所、㈱根岸工業所、及源鋳造㈱、㈲及春鋳造所の6社が発表。
・科学技術振興機構の復興支援プログラムに㈲及春鋳造所の「高級南部鉄器のシェル型による製造技術の開発」が採択される。
平成25年
・科学技術振興機構の復興支援プログラムに及源鋳造㈱の「国際化に対応するグリーン表面処理技術による南部厨房鉄器製造システムの開発」が採択される。
平成27年
・日本鋳造工学会平成27年度定時総会において、㈱根岸工業所、㈲及春鋳造所、岩手大学、奥州市鋳物技術交流センター他が、「環境対応型鋳物用ハイブリッド・バイオコークスの開発とキュポラ操業法の確立」で豊田賞を受賞。
・日本鋳造工学会東北支部平成27年度定時総会において、㈱根岸工業所 佐藤庄一 代表取締役会長が、「鋳鉄生産技術の開発・向上及び地域鋳造業界への貢献」を認められ、大平賞を受賞。
・いわて鋳造研究会に岩手製鉄㈱が新規加入。
平成28年
・㈲及春鋳造所の及川春樹氏が岩手大学より工学博士の学位を取得。
・㈱及富が新規加入し、会員企業数は17に。
・㈱及精鋳造所が「5現主義を用いた生型ラインでの鋳鉄製センサー台のすくわれ不良低減対策」のテーマで日本鋳造工学会網谷賞を受賞。
平成29年
・㈱根岸工業所 佐藤庄一代表取締役会長が「学会の発展に尽力し、鋳造工学に関する学問・技術の進歩向上に指導的役割を果たした」として、公益社団法人日本鋳造工学会創立85周年特別功労賞を受賞。
・㈱水沢鋳工所の「南部鉄器“極め羽釜”」が、「購入者が受ける恩恵が大きく、また他の自社製品への発展性が認められ、鋳造業界の成長発展への寄与度が高い」と評価され、日本鋳造工学会のCastings of the Year賞を受賞。
平成30年
・日本鋳造工学会東北支部第47回岩手大会が、奥州市鋳物技術交流センターを会場として開催された。本研究会が運営に全面的に協力し、佐藤庄一会長が実行委員長を務めた。
・日本鋳造工学会第173回全国講演大会において、㈱及精鋳造所 及川敬一氏、細川光氏が「技術賞」を、㈱水沢鋳工所 田村直人氏が「日下賞」を、㈱及精鋳造所 サークル「吉見塾2018」が「現場技術改善優秀賞」を、それぞれ受賞。
・㈱水沢鋳工所 及川勝比古代表取締役社長が「鋳鉄生産技術向上、南部鉄器の新たな技術開発及び地域鋳造業界への貢献」を認められ、日本鋳造工学会東北支部の大平賞を受賞。
・東北三和金属㈱が親会社の㈱アイメタルテクノロジーに吸収合併されることに伴い当研究会から退会し、会員企業数は16に。
令和元年
・山田聡特任教授および麻生節夫客員教授が岩手大学工学部附属鋳造技術研究センターに就任。
・岩手製鉄の「ダクタイルパン」が全国の新聞社で作るインターネット通販サイト「47CLUB」で決める「こんなのあるんだ!大賞2019」において北海道・東北ブロック賞を受賞。
令和2年
・(株)及富の「南部鉄瓶 ゴジラ」が日本鋳造工学会が国内で最も優れた鋳物製品を 表彰する「casting of the year」受賞。
令和3年
・第三代会長に佐藤輝貴が就任。
・岩手製鉄(株)がForbes JAPAN主催のSMALL GIANTS AWARD 2021クラフトマンシップ賞を受賞。
・(株)及富が民間企業20社で運営しているおもてなしセレクション2021で金賞を受賞。
・(株)及富が公益財団法人日本デザイン振興会主催のグッドデザイン賞を受賞。
・奥州市鋳物技術交流センター 米倉勇雄副所長(当研究会技術アドバイザー)が令和3年度伝統的工芸品産業功労者等東北経済産業局長表彰で功労賞(公的機関の職員、学識経験者等)受賞。
令和4年
・(有)佐酉が当研究会から退会し、会員企業数は15に。
・(株)及富が民間企業20社で運営しているおもてなしセレクション2022で金賞を受賞。
・(株)根岸工業所の佐藤功児氏の論文「Mn含有量の異なる片状黒鉛鋳鉄の機械的性質とチル化傾向に及ぼす炭素当量及び冷却速度の影響」(鋳造工学第93巻第4号掲載)が日本鋳造工学会の論文賞を受賞。
・(株)及富が台湾で開催されたデザイン賞golden pin design award受賞。
・(株)根岸工業所の佐藤功児氏が室蘭工業大学より工学博士の学位を取得。
令和5年
    ・いわて鋳造研究会20周年記念式典及び記念講演会開催
    ・渋谷慎一郎特任教授が岩手大学ものづくり技術研究センター(鋳造技術研究セン
    ター)に就任
    ・(株)及富が第39回素形材産業技術賞奨励賞を受賞
    ・(株)及富がいわてフード&クラフトアワード2023クラフト部門で特別賞を受賞