いわて鋳造研究会

いわて鋳造研究会は、南部鉄器の産地として有名な岩手県奥州市を中心に、産学官連携で活動している鋳物企業の研究グループです。

TEL.0197-51-8666

〒023-0132 岩手県奥州市水沢羽田町字明正131

令和5年度いわて鋳造研究会第2回中間報告会・特別講演会を開催しました。

令和5年度いわて鋳造研究会第2回中間報告会・特別講演会を開催しました。

令和5年12月14日(木)、水沢サンパレスホテルにて令和5年度いわて
鋳造研究会第2回中間報告会・特別講演会を
開催しました。

出席者は会員・顧問・技術アドバイザーの28名でした。

 

 

第2回中間報告の内容は以下の通りです。

テーマ 企業名
1 不良対策 岩手鋳機工業㈱
2 CB値試験片と抗圧力測定用標準試験片の
ばらつきについて
㈱及精鋳造所
3 当社におけるDX導入の検討 岩手製鉄㈱
4 不良原因の分析 ㈲前田鋳工所
5 新商品フライパン“麻の”の開発 ㈱及富
6 鋳物廃砂の再利用について ㈲及春鋳造所

 

 

 

 

 

 

中間報告では今年度の研究テーマの内容・現在の進捗状況が報告され、活発な
質疑応答が行われました。

発表後には岩手大学 特任教授 渋谷慎一郎氏から、
「各企業の素晴らしい取組みが拝見できて良かったです。研究成果をデータで残す
ことは、新入社員の教育に役立ちます。
ぜひこれからも研究を続けて欲しいと
思います。」
との総評をいただきました。

 

岩手大学 特任教授 渋谷慎一郎氏

 

そして今年度は、会員企業各社の砂の材質検査を行うことになっており、
奥州市鋳物技術交流センター 副所長 大田彩子氏より、各社の砂のデータ報告
および砂の文献紹介が行われ、砂の管理について助言も
いただきました。

 

奥州市鋳物技術交流センター 副所長 大田彩子氏

 

中間報告会終了後、講師に株式会社根岸工業所 生産管理部長 佐藤功児氏を
お招きし、「博士後期課程での研究内容のご報告」と題した特別講演会を
開催しました。

佐藤功児氏は、2022年9月に室蘭工業大学大学院工学研究科工学専攻を修了し、
博士号を取得されました。
今回の講演会では博士課程で研究した、「高マンガン片状黒鉛鋳鉄の機械的
性質に関する研究」についてご講演いただきました。

講演会の終わりには、
「皆様からの励ましの言葉が心の支えになり、博士課程を終えることができました。

ありがとうございました。」
と仰っていました。

 

講師の株式会社根岸工業所 生産管理部長 佐藤功児氏

 

特別講演会終了後には情報交流会を行い、意見交換と共に親睦を深めました。

 

 

今後は各会員企業が顧問・技術アドバイザーの指導を受けながら、3月の
成果発表会に向けて研究のまとめに取り組んでいきます。

 

 

 

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