12月2日(水)に、平成27年度いわて鋳造研究会第2回中間報告会を開催いたしました。
発表内容 | 企業 | |
1. | 片状黒鉛鋳鉄における接種剤の影響 | ㈱水沢鋳工所 |
2. | 球状黒鉛鋳鉄の配合変更による切削性の問題と改善 | 岩手鋳機工業㈱ |
3. | FC250相当の元湯を用いたFC300製造実験 | ㈱及精鋳造所 |
4. | 超音波探傷機の応用 | ㈲前田鋳工所 |
5. | 接種剤と材料強度の関係について | ㈱シグマ製作所 |
6. | 青銅鋳物の鋳肌安定化 | ㈲前田合金鋳造所 |
7. | 不良大製品の合格率向上 | 東北三和金属㈱ |
8. | フラン鋳型での差し込み(焼き付き)対策 | 岩手製鉄㈱ |
9. | 鋳鉄鋳物の中子砂崩壊性改善 | ㈱根岸工業所、㈲佐酉 |
10. | 次世代硫黄フリー“バイオコークス”キュポラ溶解による実用化試験 | ㈲及春鋳造所 |
特別講演会 | |
演題「鋳造現場の再チェック」 | 講師:杉本安一氏(有限会社日下レアメタル研究所 常務取締役) |
第二回中間報告会では、ここまでの進捗状況、行った実験の結果や3月までの予定等について報告を行いました。
今後は、各社が技術アドバイザーの指導を受けながら、3月の成果発表会に向けて研究のまとめに取り組んでいきます。
中間報告会の後は、講師として、有限会社日下レアメタル研究所常務取締役の杉本安一氏をお招きし、特別講演会を開催いたしました。
杉本氏は、いわて鋳造研究会の元になった「岩手KC会」という勉強会を主催されていた方で、当研究会とは縁の深い方です。
鋳造現場でのいわゆる「4S」について、杉本氏のご経験や様々な実例を交えながら、「安全第一・人間優先」の姿勢で、改善の余地も視点を変えて「お宝」と捉え、職場環境を快適にすることで会社の利益も向上するという意識を持って、前向きに取り組んでいくことの大切さを講演していただきました。
また、終了後には情報交流会を行い、中間報告や講演で聞けなかった話や意見を交換しながら、親睦を深めました。