令和7年9月26日(金)、水沢グランドホテルを会場に、令和7年度いわて鋳造研究会
第1回中間報告会を開催しました。
出席者は会員・技術顧問・技術アドバイザー・事務局の24名でした。
今回の発表内容は以下の通りです。
| No. | テ ー マ | 企 業 名 |
| 1 | FCD引張試験片の採取方法について | 岩手鋳機工業㈱ |
| 2 | シェル中子に用いる塗型材の性能についての調査 | ㈱及精鋳造所 |
| 3 | バリンダー活用事例 | ㈱水沢鋳工所 |
| 4 | 自動造型機のスムーズな立ち上げ | ㈲前田鋳工所 |
| 5 | 電気炉焼結溶湯性状調査試験 |
㈱根岸工業所 |
| 6 | AC2B合金のSrが及ぼす影響について | ㈲前田合金鋳造所 |
| 7 |
家電リサイクル事業から排出される鉄スクラップの |
㈲及春鋳造所 |
第1回中間発表会では、発表企業が研究テーマの内容や進捗状況など報告しました。
今回の研究発表では7社から様々なテーマが見られ、成果報告会に向けて意欲的に
取り組む様子が伺えました。
発表後には不良対策検討会を行い、今回は佐藤輝貴会長(㈱根岸工業所 代表取締役)
から、検討会テーマを提供していただきました。
会場に展示した製品を、参加者が実際に手に取り、欠陥の原因および対策について
検討する時間を設け、活発な意見交換が行われました。
総評では、岩手大学鋳造技術研究センター センター長 平塚貞人氏から、
「今回は1回目の発表ということで、各々企業のスタート地点を確認する
ことができました。興味深いテーマがあり、今後の研究結果に期待いたします。」
との総評をいただきました。
特別講演会では「鋳物技術交流センター主催の学生向け講座実施による成果について」
と題して、当研究会技術アドバイザーの岩手県工業技術センター素形材プロセス
技術部主任専門研究員の大田彩子氏にご講演いただきました。
大田氏は今年の8月末まで奥州市鋳物技術交流センターで副所長をお務めになられ、
在任中に行われた数々の講座について、開催した経緯および意義についてお伺い
しました。


(地独)岩手県工業技術センター 素形材プロセス技術部
主任専門研究員 博士(工学) 大田 彩子 氏
中間報告会後には情報交流会を行い、意見交換と共に親睦を深めました。
今後は、各会員企業が技術顧問・アドバイザーの指導を受けながら、次回の
中間報告会に向けて研究のまとめに取り組んでいきます。











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