令和4年12月9日(金)14:00より、
令和4年度いわて鋳造研究会第2回中間報告会・特別講演会を
奥州市鋳物技術交流センター2階会議室で開催しました。
会場の様子
会員や顧問、アドバイザーなど25名が参加しました。
佐藤輝貴会長は
「現在、部品不足や原材料の高騰など大変な中で操業をしていると思う。
電気代はこれからまた上がるし、値上げ交渉は来年もすることになるだろう。
それでも解決できない問題は人手不足。
研究をして、底上げをしていこう。」
との挨拶がありました。
続いて、本年度から始めた材質試験についての追加報告が行われました。
当研究会の約10年前のデータと比較すると、
現在の溶湯は不純物が減っているとのことでした。
本年度2回目の中間報告会の発表内容は以下の通りです。
1 岩手鋳機工業(株) 設備と不良の関係性について
2 (株)及精鋳造所 肉厚の異なる球状黒鉛鋳鉄の組織と機械的性質に及ぼすSn添加の影響
3 岩手製鉄(株) 自動造型ラインにおけるインライン球状化判定の方式更新検討
4 (株)及富 生型鉄瓶の鋳造欠陥と対策
発表の様子
発表の最後に、岩手大学教授の平塚貞人先生より
各社へのコメントと激励をいただきました。
特別講演会では「日本鋳造工学会第180回全国公演大会に参加して」と題して
当研究会技術アドバイザーの岩手大学鋳造技術研究センター 大田彩子氏にご講演いただきました。
講師の大田彩子 氏
全国講演大会の会場の様子や、
実際に南部鉄器に関して講演した内容を説明していただき、
大会の雰囲気を感じることができました。
また、講演の中で大会参加へのエールをいただき、
今後の研究活動の励みになりました。
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