令和4年3月16日(水)13:00より、
令和3年度いわて鋳造研究会成果発表会を開催しました。
今回はコロナ感染拡大防止対策としてホテル会場とオンラインでの
ハイブリッド開催となりました。
会場の様子
出席者は会員や顧問、アドバイザーなど24名でした。
佐藤輝貴会長は
「鋳造業界は人材不足が続いており
仕事はあるのに引き受けられない状況になっている。
また、材料費が高騰し、値上げ交渉をしても追いつけない。
今日の研究がそれらの問題をすぐ解決するものではないと思うが
研究を進める事が魅力ある会社づくりにつながり、
そこから人材の確保や材料費高騰の対策などになると信じて
研究を頑張っていこう。」
と語りました。
佐藤会長((株)根岸工業所 代表取締役社長)
今回の発表はすべてオンラインでした。
発表企業と内容は以下のとおりです。
1㈱及精鋳造所 非破壊検査による鋳鉄の材質評価方法の検討
2岩手鋳機工業㈱ 球状化処理における Si値の上昇を抑える処理方法の模索
3(株)シグマ製作所 私たちが進めるPM活動
4岩手製鉄㈱ 薄肉ハウジング鋳物の表層における微細欠陥対策
5(株)及富 砂鉄銑鉄瓶の製造試験
発表件数は事情により少なめではありましたが
それぞれの特色が出ている発表となりました。
講演の最後に、奥州市鋳物技術交流センターの米倉勇雄副所長より
各社への総評をいただきました。
米倉副所長は令和3年度で退職されることも
併せて発表されました。
米倉奥州市鋳物技術交流センター副所長
米倉副所長は奥州市鋳物技術交流センターの副所長として14年、
前職の岩手県工業技術センター時代から56年の長い時間、
いわての鋳物産業にご尽力されました。
研究会の会員企業へもたくさん知恵をお貸しくださいました。
今までどうもありがとうございました。
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